見えない不安を、見える安心に。
株式会社 ANSeeN
がんの疑いから治療開始まで、患者は長期間の「見えない不安」に晒される
一次検診
異常所見の発見
画像診断
CT/MRI
細胞診・病理
確定診断・方針決定
入院
手術
退院
術後の痛み
トータルで約 1ヶ月 〜 3ヶ月以上 のタイムラグ
ANSeeNのコア技術は、この「診断から退院までのプロセス」を劇的に短縮する
現在の致命的なボトルネック
「見えない」「遅い」ことが、
低侵襲治療への大きな障壁となっている。
ANSeeNが目指すビジョン
「疑い」から「確定」までのプロセスを最短にする技術。
放射線の「色」を見る
病巣に集積する特異的なマーカーと組み合わせることで、単なる形状異常を捉えるだけでなく、「マーカー特有の放射線の色(エネルギースペクトル)」を観測します。
これにより、長い病理検査プロセスをショートカットし、画像診断の段階で「病原の特定」をリアルタイムに実現します。
「治療」から「完治」までを切らずに病巣の治療を入院不要で実現する。
現在のフェーズと課題
放射線治療技術自体は既に実証・実装されつつあるが、より安全で効果的な本格普及を果たすためには、「多様な病巣に対応する高機能マーカーの開発」が不可欠。
ANSeeNのセンサ(目)を中心に、パートナーと連携し全体を構築する
高感度X線センサ
微細な病巣を初期段階で構造的に捉え、診断待ちの時間を削る。
バイオマーカー
細胞診に頼らず、病巣に集中する薬剤でがんを特異的に可視化。
中性子センサ
極低侵襲治療(BNCT)の照射量をリアルタイムモニタリング。
放射線治療機器
センサ情報と連動し、極低侵襲でがん細胞を破壊する。入院不要で治療完了。
これら4つが連動することで初めて、「見つけてすぐ治す」世界が実現する
すべての治療は「正確に見つけること」から始まります。
ANSeeNの高精度X線FPD(フラットパネルディテクタ)は、既存のX線検査の限界を超え、精密診断や低侵襲治療において求められる0.1ミリ以下の構造可視化を実現します。
もたらす価値:
「見えない病巣」を詳らかにし、確実なアプローチルートを早期に提供する。
従来の間接変換方式は、X線→可視光→電気信号という2段階の変換を行います。
CdTe(テルル化カドミウム)直接変換は、X線フォトンをそのまま電荷に変換し、光の拡散による解像度劣化を根本から排除します。
高い量子検出効率:X線エネルギーを無駄なく電荷へ変換し、低線量でも鮮明な像を取得
エネルギー分解能:放射線の「色」(スペクトル)を識別し、バイオマーカー特異的な診断を可能にする
コンパクト設計:シンチレータ層が不要で薄型・軽量化を実現、設置自由度が高い
単一の大型結晶では実現困難なサイズ・形状も、高精度なCdTeモジュールを継ぎ目なくタイリングすることで実現します。
各タイルの性能を100%維持しながら、検出エリアを自由に拡大・成形できる拡張性が、多様な医療・産業用途への展開を可能にします。
カスタムサイズ対応:用途に合わせた検出面積を自在に設計し、あらゆる装置に搭載可能
均一な性能:全面にわたって同一の解像度・感度を維持し、画像品質のムラをなくす
スケーラブル生産:標準モジュールの組み合わせにより、量産コストを大幅に低減
CdTe検出層と読み出し回路を直接接合する際、従来の高温・高圧プロセスは結晶特性を劣化させる大きな要因でした。
ANSeeNの独自の低温・低圧接合技術は、素材の性能を一切損なうことなく、異種半導体を安定して一体化します。
低温プロセス:結晶特性を劣化させる熱ダメージを排除し、CdTe本来の検出性能を完全に維持
低圧接合:デリケートな半導体への機械的ストレスを最小化し、クラックや変形を防止
高歩留まり生産:安定した接合プロセスにより、タイリングを含む量産体制を確実に支える基盤となる
治療をピンポイントで行うための「バイオマーカー」。
ANSeeNの超高感度センサは、微弱なガンマ線を放つ薬剤の分布を高精度に可視化します。
これにより、薬剤が正しく病巣に届いているかを即時フィードバック可能となり、細胞診や長期観察を待たずに創薬・治療サイクルを劇的に短縮します。
もたらす価値:
エコシステムを繋ぐ、最も重要なピース。薬剤の集積を即座に可視化し、創薬におけるFail Fastサイクルを劇的に短縮する。
CdTe直接変換センサのエネルギー分解能により、マーカー固有の放射線「色」を精密に分離。背景ノイズを除去し、病巣を高コントラストで可視化する。
p-n接合構造を採用したCdTeセンサは、ガンマ線に対して従来比で飛躍的に高い検出感度を発揮。微弱なマーカー信号を確実に捉え、診断精度を向上させる。
究極がん治療と呼ばれる「BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)」。
その成功の鍵は、治療中の照射量をいかに正確にコントロールするかにあります。
ファイバベース中性子センサは、照射量をリアルタイムでモニタリングし、治療の「安全性」と「正確な制御」を確実なものにします。
もたらす価値:
治療中の照射量をリアルタイムで監視・制御し、究極の安全性と治療効果を両立する。
病巣を検知し、治療を制御しても、それを実際に執行する治療機器がなければ、患者を救うことはできません。
治療機器メーカーとのアライアンスにより、ANSeeNの高速・高精度なセンサ情報と同期し、正常組織に極力ダメージを与えずがん細胞のみを破壊する、次世代の放射線治療・BNCT照射装置の社会実装を目指します。
もたらす価値:
センサ情報と連動し、安全かつ極小の低侵襲治療を物理的に達成する。